キレーション治療の副作用

 キレーション治療の副作用はだるさを感じるのが多いとか。デトックスとしてのキレーションはキレート剤を静脈点滴し、体内に蓄積された重金属や有害ミネラル、活性酸素等の毒素を身体から排出する治療方法のためデトックス効果を得られます。静脈点滴キレート剤の抗酸化作用により、細胞を若返らせるアンチエイジング効果が期待されるとともに、脳梗塞や心臓疾患などの病気に効く方法としても注目されています。

スポンサードリンク
スポンサードリンク

キレーションでデトックス

 キレーション療法は、もともとはおよそ50年ほど前、炭鉱で働く労働者の鉛中毒を治療するために始まったもので、この際鉛中毒だけでなく高血圧や動脈硬化、糖尿病による壊疽などが改善したことからさらに研究が進められ、現在では新しいアンチエイジング法として確立されてきています。毎日の生活の中で私たちは知らず知らずのうちに身体にとって有害な重金属を取り込んでしまっています。マグロなどの大型回遊魚や農薬に含まれる水銀はめまいやしびれアレルギーなどの原因となりますが、体内に入った有害重金属は、たんぱく質や脂肪に吸着し、身体の中に蓄積されていきます。キレーションではこうした物質を尿として体外に排出させるのです。抗酸化作用により血管内をきれいにし、身体の中の老廃物を取り除くことも、体の細胞を活性化して全身の機能を上げていく効果があります。キレーションでは体の内部からの若返りに効果が期待できるのですね。さらに老廃物の排出だけでなく、強力な抗酸化作用もアンチエイジングには大きな魅力です。

キレイションで動脈硬化を防ぐ

 キレーションはどうしてアンチエイジングの効果が高いのでしょう?ひとつは血液さらさらにあると言えそうです。偏った食生活や運動不足やなど現代風の不健康な生活の連続や加齢などで、血管に粥状の物質が沈着しやすくなります。そのアテロームが付着した血管は、しなやかさを失って硬くなるとともに、蓄積のよって血管がどんどん狭くなっていきます。この血管がしなやかさを失った状態が動脈硬化なわけです。動脈硬化は、進行して血管を塞ぐ血栓ができると、その発症する場所によっては心筋梗塞や、脳梗塞の症状が起きてしまい生命を脅かす病気につながる可能性も持っています。キレーション治療はこの血管に沈着したカルシウムを除去し、血液の粘度を下げ正しいしなやかな血管へと戻していく効果があるとされています。こうして血流がアップすることで代謝がよくなり、細胞の活性化もスムーズに行われるようになるのです。

キレーション療法の治療

 キレーションは点滴で有害物質や体の老廃物を尿とともに排出するという仕組みですので、外来のみで簡単に治療が受けられるのが利点です。一回の治療時間は約2時間程度で、その人の状態にもよりますが、1週間に1回のペースで平均で20〜30回の治療が推奨されているようです。すべての治療を行った場合には約3ヶ月から半年掛かかると考えてよいでしょう。キレーション療法はアンチエイジングのみならず、適応範囲がとても広く、いろいろな面での効果が期待できるのです。ただし体質的にキレート剤に対してアレルギーを持っている方や、妊娠中、腎臓透析を受けている方は原則としてキレーション治療はできません。副作用として発熱、倦怠感、疲労感、悪寒、頭痛が伴うこともあるようです。

キレーション治療の副作用